「1区画だけの更地」が売れにくい理由

最近、「1区画だけの更地」として売り出されている建築条件なしの土地が、以前よりも売れにくくなっています。

その背景には、購入者ニーズの変化があります。現在の住宅購入者は、単独の土地を買って自由設計の家を建てるより、すでに造成された新興分譲地を選ぶ傾向が強まっています。

特に、6メートルの道路が整備された新興分譲地は、ハウスメーカーが建築しやすく、土地+建物セットでの提案がスムーズなため人気です。

一方、1区画だけの更地は、周囲が古い住宅に囲まれていたり、土地形状が不規則だったりする場合も多く、価格競争に巻き込まれやすい状況です。

「自由に建てられる」メリットよりも、「買いやすさ」「わかりやすさ」を重視する時代になっていることが大きな要因です。
     
     

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