なぜ古家を解体した更地は売りにくいのか?

築30〜40年の古い建物を解体し、更地にして売り出した土地が、意外にも売れにくい状況が増えています。

その理由のひとつは、建築会社がこのような土地を積極的に提案しにくいからです。

古家跡地の更地は、隣接する住宅との間口が狭かったり、周囲が古い街並みであることも多く、ハウスメーカーが好む「新興分譲地」と比べると条件が整っていないケースが多いためです。

また、現在の住宅購入者の多くは「土地と建物をセットで、総額4000万円以内に収めたい」というニーズを持っています。

そのため、よほど広くて割安な土地でない限り、更地単体での購入は敬遠されがちです。

自由設計よりも、効率的に“家を手に入れる”ことを重視する傾向が、こうした土地を難しくしているのが現状です。
  
  

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